リップクリーム


今日は舞の家で一緒に宿題をやるの。
舞は頭がいいんだ。すらすらと答えを書き込んでいくの。
姿勢もキレイだし、なんか憧れちゃうな。(じーっ)

あれ、舞の唇、ツヤツヤしてる。
柔らかそうだなあ、触ってみたいなあ。(てへっ)

・・・・・・・・・・・・って、何考えてるの私。(焦)
舞は女の子だよォ。私も女だし。

「どうしたの?」

ほら、私、挙動不審だよ、ヘンだよ。(わたわた)

「えっと、あの、舞、唇に、あのー」
「ああ、リップね」

普通に会話つながってた?自然?
舞はカバンをあけると細身のリップを取り出した。

「これね、薬用なんだけど、香り付きで使いやすいの」
「へえ、かわいいもようだね」
「使ってみる?」

イチゴの絵のついたラブリーなリップ。舞が、はい、とさし出した。
ポンとふたをあけるとストロベリーの甘い香りがした。

唇にぬってみた。

「どう?」
「んー、いい匂い」
「でしょ」

そう言うと舞は今私が使ったリップをそのまま唇に。

わー、これって間接キッス!うそー。

・・・・・・・・・・・・って何考えてんの私。(焦)
もうバカバカ!(頭、ポカポカ)

舞が不思議そうに見てるじゃない。落ち着くのよ。

「えっと、その、ありがとう。すごく(リップが)イイ感じ」
「うん。間接キッスだね」

舞、そんなフツーの笑顔で、なんでもないことみたいに。

私のドキドキはなんだったのー。(がくし)




          text by さくらぎたかこ

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