なぜなに!?コンベンション

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このサイトを初めてご覧になる方、「コンベンションって何!?」と思う方はこのページで、コンベンションのおおまかな雰囲気をご説明します。
執筆:おだぎ みを(2004年5月24日改訂)


レポートを始めたきっかけ
私(おだぎ みを)の以前に描いた漫画「MAGICAL☆MATES」がアメリカの出版社アンタークティックプレスより出版されたのを期に、アメリカ各地で開催されているアニメコンベンション(日本のアニメや漫画のファンのイベント)にゲスト作家として、たびたび招待されるようになりました。

毎回いろんな漫画家連中で行く、おもしろ道中記を「コンベンションレポート」として「CHICK 6」からCHICKシリーズに書き続けています。コツコツ書き続けている成果が周囲に認知されてきたのでしょうか?コミケから原稿依頼が来たて、コミケ63の「コミケットプレス」の特集が「海外イベント」なので、アメリカ全般について描いてくれと言われ、こんなの描きました。大ざっぱですがコンベンションのだいたいの雰囲気がつたわるといいんだけど(^_^;

海外のオタクはこんなに日本に憧れていて、日本のことを知るために結構、勉強しています。が、日本のオタクはまだ海外イベントには興味が少ないようです。始めは「海外コンベンションレポート」ではタイトルが長いので「海外イベントレポート」と称して「CHICK」に書いていましたが、読者の方に「海外イベントってなんですか?」と聞かれて、「海外でおこなわれているコミケのようなイベントです。」と答えたら理解していただけたので、それからは「海外コミケ」と称することにしました。

やがて、コミケなどでも「海外イベント」の話題を取り上げるようになって、今では「海外イベント」という言葉もだいぶ認知されたと思います。しかし、話題に上るのは台湾、韓国、香港のイベントが多く、まだまだアメリカの認知度は低いです。漫画家、声優、歌手など、多くの日本人クリエーターがアメリカのイベントに招待されて海外のファンと交流をはかっているのに、日本にはほとんど情報が入ってこないのが現状です。

こんな楽しいイベントを日本の人達にも知ってもらいたいと思い、レポートを書き続けています。私がお世話になったアメリカのスタッフの方々、ファンの方がへの感謝の意味を込めて、レポートを書き続けています。



コンベンションの基礎知識
歴史
1989年、SF系コンベンションの一部門から独立。今では全米、年間30種類くらい開催。300人〜5千人ほどの規模。イベント名も日本語をもじったネーミングが多い。「バカコン」「ネココン」「サクラコン」など。

場所
空港に近いホテルを借り切っての開催がほとんど。ホテルの大〜小、各ホールで朝10時から、夜7時まで、(一部、一晩中やっている催しもあるが)30分〜2時間刻みで催されている。週末の3日間をホテルの中で過ごす。


コンベンションのおもな内容
オープニングセレモニー
主催者の開会宣言に始まり、ゲストの挨拶、オープニング映像(自主制作アニメや流行の曲に合わせて編集した日本アニメの寄せ集めミュージックビデオ)、スタッフ有志によるパフォーマンス(ダンスやバンド演奏)など、コンベンションにより趣向はさまざまだ。
【写真】オープニングセレモニーの会場の客席のようす。
    (1998年「AWA 4」の写真より)

マスカレード(コスプレコンテスト)
アメリカではコスプレのことを「Masquerade」と言う。だが2002年頃から、「Cosplay」と言うのが当たり前になってきた。単体やチームなど、40〜50チームほどのコスプレーヤーが参加、そのキャラになりきって舞台で寸劇を演じる。ゲスト達がコスチュームの出来、芝居の面白さなどを審査する。総合1〜3位まで、他にベストエフェクト、ベストビューティー、ベストトラッシュなど個人賞が色々。賞品はスタッフTシャツやお菓子などだ、競うモノではなく参加して楽しむ大会だ。この催しがコンベンションの目玉でもある。

バンケット
ゲストを囲んでの食事会。 各テーブルにそれぞれゲストが配置され、ゲストの近くの席ほど値段が高く$40〜20、パー券のデザインも違う。料理は簡単なビュッフェなのだが、高い金を払ってまで、あこがれのゲストと楽しいひとときを過ごしたいファンで、たちまちソールドアウト。このシステムはCONの運営費をまかなう大事な収入源でもある。

クロージング
主催者、ゲストの挨拶。この頃にはだいぶ客は少なくなっているので、地味に終わる。コンベンションによって趣向はさまざまで、単なる「スタッフの反省会」で地味終るコンベンションもあれば、プレゼント抽選会などで豪華に終るコンベンションもあるし、舞台セットに蹴りを入れて壊しまくる「解体ショー?」のようなクレイジー(笑)なコンベンションもある。

以上の、オープニングセレモニー、マスカレード、バンケット、クロージングがホテル内で一番大きな大ホールで、一番いい時間帯におこなわれるメインの催しです。

アートショー
プロアマ問わずイラストを展示販売している。オークション形式で用紙に名前と希望金額を書いて提出しておけば最終日に結果が出る。相場はA3のボードに描かれたカラーイラストで$40くらい。ゲストもサイン色紙などを出すこともある、$100以上なんてことも・・・。売り上げの一割を手数料としてCONに納める。

ディーラーズルーム
日本アニメ&漫画の本やグッズを売っている。同人流に言うと50〜100スペースくらいの規模。全てアニメショップなどの業者にかぎる、所場代は$80くらい。店主に聞けば、いつも「まんだらけ」「ジャフコン」の名が上がる、どうやって仕入れているのか大体想像がつく。香港でも仕入れている。相場は日本の価格の1.5倍近く、最終日の午後はディスカウント価格に。
【写真】ディーラーズルームのようす。
    (1998年「AWA 4」の写真より)

以上の、アートショー、ディーラーズルームは中ホールで全日(3日間)朝10時から夜7時まで開催…というか営業中です。

カラオケ
全て日本のアニソンだ。しかもみんな日本語で歌う!すべてローマ字で書かれた歌詞カードが用意されているが、丸暗記していて堂々と歌っている人が多い。日本語の曲目ではDJが選曲できないため、番号がつけらているので番号をリクエストする。深夜にまでおよぶ。

ダンスパーティー
マスカレードの会場がディスコに早変わり、コスプレの姿で真夜中まで踊り続けるが、中には意気投合して途中で消えてゆくカップルも・・・、ここが一番のナンパスポットなのだ。

ゲームルームあるいはゲーム大会
20台くらいパソコンが並び、コンピュータゲームを1時間$5でプレイできる。他にカードゲームルーム、卓球台とか置いてある部屋も。
ゲーム大会の場合は、アミューズメントの格闘ゲーム機が数台置かれ、トーナメント形式で対戦する。アメリカ人のレベルは低い。やはりこちらは通信型コンピューターゲームが支流だし、ゲーセンの数自体が少ないからだろう。日本のご町内ゲーマー程度でも十分優勝できる。

パネルディスカッション
学校の教室のような広さと配置で、ファンの質問にゲストが答える、一番ゲストとふれあえる時間だ。平凡な質問だと 、漫画家 では「デビューしたいきさつは?影響を受けた漫画は?好きな映画は?」アニメ関係者では「企画から放映決定までのいきさつは?アイデアの作り方は?続編の予定は?」心に残ってるシビアな質問は「今、日本は不況ですが、アニメ業界に影響はありましたか?」「最近、同人誌は本屋で売られていると聞きましたが同人誌にはどのような販売ルートがあるのですか?」など、アメリカのオタクもかなりの通だ。
【写真】パネルディスカッション後、そのまま
    サイン会となったようす。
    (1998年「AWA 4」の写真より)

ビデオ上映
懐かしい物から最近の物まで、日本アニメが24時間常時流されている。英語吹き替え、英語字幕、何にもなしと3通りの部屋に分かれている。何にもなしは、どうやって入手したのか日本で放映中の作品だ、最短1週間差。アニメ以外にも日本の歌謡曲も人気で、浜崎あゆみ、Gakutoなど人気歌手が出演した「うたばん」「HEY!HEY!HEY!」などの音楽番組もよく上映されている。

以上のように、ホテル内の中〜小ホール、視聴覚ルーム、会議ルーム等のそれぞれの部屋で30分〜2時間刻みでさまざまな催しがおこなわれています。


おおざっぱな説明ですが、コンベンションによりさまざま、地方色も豊か、日本の同人誌を売るだけのイベントとは全く異なり、日本の「SF大会」のような趣向に近いと思います。

さあ、コンベンションレポートを読んで「オタクの心は世界共通だ!」と実感して下さい。面白くってやめられません。

END

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