「AWA 6」レポート

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2000年10月6〜8日アメリカ、ジョージア州、アトランタ
このレポートはダイジェスト版です。写真100枚以上、文章2万字以上の完成版は「CHICK 12」(2003年8月発行)に掲載!ぜひCHICKシリーズをご覧下さい。
執筆:おだぎ みを(2005年3月20日改訂)


今回の「AWA 6」は98年の「AWA 4」以来2回目です。「AWA 4」のレポートは「CHICK 8」に掲載されていますので、ぜひ「CHICK 8」の続編として見ていただけると面白いです。

ギリギリの渡米
10月3日、渡米前日、伸平さんは当時「OURsLITE」の連載の〆切と重なっていて、かなりせっぱ詰まっていた。私も手伝っていた。予定どおり原稿が上らず、原稿を取りに来た担当さんは、替わりに宅配ボックスの鍵を持って帰った。このマンションの玄関ロビーには宅配を留め置いてくれる無人ロッカーがある、その鍵だ。今日中に、間に合わなければ、明日の早朝に宅配ボックスに原稿を入れて旅立つ。担当さんがその鍵で原稿を取り出す、という手はずになった。これで一晩だけ時間をかせげた。もちろん徹夜である。

10月4日、予定の時間「早朝」になってもまだ終らず、あと2時間で家を出なければ飛行機に乗り遅れてしまう。私は2人分の旅支度を大急ぎで始めた。2時間で旅支度を終えたが原稿はまだ終らない、時間をオーバーしてどうにか出来上がった。何日も風呂に入ってなく着替える余裕もないまま、フラフラになって家を出る。

玄関ロビーの宅配ボックスに原稿を入れようとした瞬間、誰か入ってきた。
「あ…」担当さんと鉢合わせした。
結局、手はずのイミないじゃん。担当さんに見送られ格好悪く出発した。

電車に乗ったとたん睡魔が襲い、気がついたら一駅乗り越してしまい、さらにタイムロス。空港に着いて、搭乗口まで必死に走っている最中「○○便にご搭乗予定の伊藤様〜…」と何度も呼び出し放送が流れ、半泣きになりながら猛ダッシュ!何とか間に合った。あと気を失うように猛熟睡。約15時間のフライトだがあっとゆーまだった。

アトランタの空港に到着した。ゲストのお世話係のスタンさんが出迎えてくれた。伸平さんが、早くこのボサボサ頭を何とかしたいと言うので、真っ先に床屋へ向かった。床屋代は、英語が分からずおたおたしてたら、ササッとスタンさんがコンベンションの経費から払ってくれた、申し訳なかったが、ありがたく頂戴した。

【写真】映画だと大型トレーラーが突っ込んできて大爆発する設定の平凡な床屋。料金\500程度、とてもヘタクソ。
【写真】大きなホテル。ここがほぼ貸し切り状態になる。

そして、ちょっと買い物し、その日はもうすぐに寝てしまった。

腐った寿司とワサビ
10月5日、ぐっすり寝て、ホテルのレストランで遅い朝メシを食べた。昼過ぎにすちーぶやケビン、スタジオ・アイアンキャットのメンバーが到着した。ケビンとステファニーが部屋に挨拶に来た。ちょうど伸平さんは着替え中でパンツ一丁だったので、その姿を見せてあげた。そのパンツは私があげた誕生日プレゼントの「♪ゴン、ゴン、ゴン太のビーフジャーキ」のゴン太トランクスだった。お尻一面に犬の絵が描いてあるパンツを見て、腹を抱えて大笑いするケビン達、伸平さんは顔を真っ赤にして奥に引っ込んでしまった。伸平さんはちょっと怒ってたみたいだったが「すっごくウケてたよ。『俺』キャラの設定が、またひとつ広がったよ。」と言ったら「ん?ちょっとオイシかった!?」と少しほくそ笑んでいた。

アイアンキャットのメンバーは売り物の荷物を積んで、車で全国各地のコンベンションにやって来る。遠いところでは2〜3日かけて来る。今回も寝ずに車に乗りっぱなしで来たらしく、夕方まで仮眠をとるそうだ。その間、知り合いもなく、することもなく、伸平さんと私はホテルの裏庭を散歩した。庭は広大な林の一画を切り開いて、ささやかな散歩道を造った感じで、秋の寒空にいろんな鳥はさえずっているし、地面にはドブネズミに見えるリスが食い物のカスを狙ってウロウロし、池には日本の3倍くらいの大きさはあるミズスマシがウヨウヨしていた。

【写真】ホテルの中庭。広い。

夕方、アイアンキャットのメンバーとコンベンションスタッフのメンバーとみんなで買い物と食事をしに大きなショッピングモールに出掛けた。すちーぶはこのボサボサの頭をなんとかしたい、と伸平さんと同じ事を言ってモール内の美容室にまっしぐら。床屋ではヒゲを剃ってくれなかったので伸平さんもいっしょに美容室へ。ここはおしゃれショッピングモールなので安い床屋がなく、髪をカットしただけで$20もした。

夕食はスシレストラン「なとり」へ。みんなは美味そうに食べていたが、正直マズかった。ネタは冷凍空輸されたものらしく、まだ解凍しきれてないネタが平気で出てきて、食べると冷たくジャリジャリした。特にエビは一口食べて、みんな口から出した。エビに妙な酸味がある。あきらかに腐りはじめた食べ物の酸っぱさだ。皆さんエビだけを残し全て平らげたようだ。しかし、すちーぶだけはエビも!食べた。みんなは止めたが気にせずにたべた。

「ちょっと風邪気味で鼻つまってるから、酸っぱいかよく分からないし。」とニコニコしながら食べた。「鼻がつまってる時は、これが一番効くんだよ。」と、皿の隅にてんこ盛りに盛られた大量のワサビを一口でパクり。すちーぶは鼻を押さえて身悶えしたながらニコニコしていた。私と伸平さんは「マジでやめた方がいい。」と心配したが、彼が昔、日本でアニメーターとして働いていた時に、アニメーター仲間の人が教えてくれた豆知識だそうだ。本人は親切で教えてくれたと思って今でも実践しているようだが、教えた人はもしかして、イジメか冗談のつもりで教えたんじゃないかと気にかかる。が、本人が全く疑ってないから、ま、いっか。その後も、すちーぶはピンピンしていたので、あのエビで腹を壊さなかったようだ。

【写真】コンベンションの様子。
【写真】作者とキャラクターの夢のツーショット。アイアンキャットの社員、ステファニーさんが「ハイパー・ド−ル」のコスプレで接待してくれました。

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