2011年7月7日(木) 晴のち曇のち雨
神室山 標高1,365.2m  前神室山 標高1,342.2m
7:30 パノラマコース口より西ノ又コースへ出発 11:30 山頂 16:00 登山口



 3回目の神室山への挑戦。 奇跡的な梅雨の晴れ間の終盤、天気がギリギリ持ちそうでです。
狙いは、山頂からしばらくまでは晴れて下りは曇で涼しくなるというもの。これが当たりました。
登りはきついですが、青空に浮かぶ山頂と白い雲や花々が実にきれいでした。

あまりにも心待ちにし過ぎて1時間おきに目が覚める始末。で、4時半に起き出しました。

 
5時半に出発すると、禿岳、須金岳と鬼首の山々が前衛峰として迎えてくれます。

どこまでも気持ちのよい道を進み、鬼首千秋トンネルを抜けると虎毛山、高松岳、山伏岳と
秋の宮温泉郷から登る山への道が次々と現れます。 高松岳、山伏岳はまた今度として
目指すは神室!

 
秋田へ向かい、右手に中山小学校を見て左手に左上写真”釣りキチ三平ロケ地”の看板があります。
これより随分控えめな”神室山登山口”の看板も見つかります。
この看板の信号で左折し役内集落に入ると前方に神室連峰(右上写真)が姿を現します。

  
役内集落を過ぎ林道を進むとやがて神室山への鳥居があります。ここからほぼ10分ほどで
登山口(パノラマコース)ですが、昨年(2010年)から随分林道が荒れています。まるで船形山の
大滝野営場への林道のようです。 西ノ又コースからのピストンならもう1km程先に進めます。

   
西ノ又コースの入り口。ここまではほぼフラットな林道歩き。
ここから少し進んで登山道になります。 第一の吊り橋を越えると沢沿いを巻いた細い道や
石の上を歩きます。沢が近く涼しいです。

  
沢沿いの気持ちい道を進むと第二の吊り橋です。第一の吊り橋より揺れるかな?
沢を再び左に見て進みますが、割となだらかな登山道、美しいブナ林を進みます。
絶好の青空ですが、ブナの日傘で意外に涼しいです。

  
西ノ又沢に流れ込む小さな沢を幾つも越え、途中にちらっと前神室山を拝みながら快調に進み
登山口から1時間半ほどで三十三尋の滝に着きます。

   
三十三尋の滝が第三徒渉点です。ここは少し注意が必要です。岩をうまく選んで渡りましょう。
そして、ここを越えると直ぐに不動明王に着きます。ここが登り最後の水場となりますので、
水を補給する場合はここでしましょう。そして、直ぐに一気に400mを登る胸突き八丁坂です。
1時間ほど頑張りましょう。
時々右手に前神室山の勇姿が見え励まされます。

   
何となく傾斜が緩やかになったらそこは”クマの昼寝坂”、そして潅木帯を抜けると突然視界が開けます。
左手に遠く虎毛山、高松岳が伺えます。 少し左に巻いて進むとそこは御田の神です。

  
ニッコウキスゲが満開でレリーフピークと青空をバックに縦列のニッコウキスゲの様がいいですね。
一旦下り、主稜を目指します。少し藪っぽい道を進みます。登り詰めた所が”窓くぐり”です。

 
狭い窓くぐりを抜けると突然神室山が姿を現します。 いきなりの絶景に心を奪われます。
そして主稜に取り付き神室山を目指します。 道々360度の絶景が広がります。

 
じきに西ノ又分岐に到着し、左に折れていよいよ神室山を目指します。右手に見えるのが今年
(2011年)新築された避難小屋です。 山頂への道はニッコウキスゲロードです。
こんなにワクワクした登山は初めてです。 秋田の山深い神室山の山頂を目指し
美しい花々が歓迎してくれて、360度の絶景が広がる・・・実に感慨深いです。

  
一瞬左上の写真のようにおっかない岩場がありますが、ほとんど危険なところもなく
登山口から4時間の道のりで山頂に到着しました。 いつものように記念写真は忘れずに。

 
山頂より南側は神室連峰の細尾根が25km続きます。 天狗森、小又山、火打岳と続きます。
北側にはレリーフピークと前神室山が控えています。神室連峰の最北端です。

  
東側は虎毛山、栗駒山、高松岳、山伏岳が望めます。南東方面に鬼首の禿岳も見えます。
正に360度欲しいままの絶景。思わず昼食休憩が1時間になってしまいました。
山頂より西に下ると2011年に新築された避難小屋があります。まだ、新しい木の香りでいっぱいでした。
今回はサーモス山専ボトルをわざわざ購入し、山頂でお茶(緑茶)を飲みました。
いいですね、日本茶は。ほっとします。 正に贅沢。 これを持ってくると1kg重くなるんですよね。
また、今回はハーモニカもお友とし山頂で思いつくままに吹き鳴らしてみました。
実に気持ちがいいですね。

 
10分程度でレリーフピークに到着。レリーフとレリーフピークから望む前神室山。
まだ若干の残雪がありました。

 
前神室までは1時間ほどでしたが、レリーフピークから先は潅木帯の藪の中を進むことに
なり、意外にしんどかったです。

  
下り、パノラマコースですが、こちらは展望の無い森の中のコースです。結構木が折れて道を
塞いでいる箇所がありました。 この道は元気な登りの時でもなければ急坂だし嫌になって
しまいます。 杉の林になるとゴールはもう間近です。

 
朝7時半に登り始め、夕方4時にやっと戻ってきました。

”みちのくのアルプス”とは言ったものです。 あの細尾根が神室山を基点に
南に25kmも伸びています。 ここを縦走したらさぞや楽しいことと思います。
できれば高山植物が咲き乱れる6月に避難小屋を使いながら縦走したいものです。
いつか、きっと。