三国

(221-263)


直百五銖

直百五銖 背為

直百五銖 背大(陰字)
 三国志で有名な劉備が建国した蜀の貨幣です。それまでの時代に一般的であった「五銖銭百枚に相当する」と言う意味の銭銘となっています。左の直百五銖は建安十九年(西暦214年)からの発行で、右の背為は蜀が北の魏と戦うために後方の憂いを絶つため平定した益州[牛建]為郡で発行された貨幣であることを示しています。ここを平定後に魏との大規模な戦闘を何回もして、諸葛亮(孔明)の五丈原での没(234年)後、魏の勢力が強くなり、その様子を知った卑弥呼が魏に使いを出したと言うことで、「風が吹けば桶屋が儲かる」式ですが、日本との関係がある貨幣と言うことになります。(^_^)v


直百
18.5mmφ 大様

直百
16.2mmφ

直百
13.4mmφ 小様

太平百銭
24.4mmφ 大様

太平百銭
22.7mmφ

太平百銭
17.9mmφ 小様

太平百銭
 剪輪

太平百金

太平金百

五銖

定平一百

定平一百
 小様
 太平百銭と定平一百は劉備が建国した蜀の前に蜀方面を支配していた五斗米道の張魯が発行した貨幣と言う話(1)など、本によって何時何処で発行されたのかがバラバラでよく分かりません。しかし、よく見られる古銭書に従って、蜀の所に載せておきます。



(222-280)


大泉五百

大泉當千
 呉の貨幣です。呉の貨幣は大型のものしか銭譜には載っていませんが、少額貨幣は出さなかったのでしょうか?それとも漢時代の五銖がそのまま使われ続けたのでしょうか。三国で魏は貨幣を発行しなかったそうですので、呉も少額貨幣は発行しなかったのかな?調べたら、書き足します。(^_-)


西晋、東晋
東晋
(317-420)


五朱



南北朝
成漢
(304−347)


漢興
(338-343年)


北魏
(386−534)


永平五銖

永安五銖

永安五銖
 背四決



(420-479)


四銖

孝建



(502-557)


五銖
 鉄

五金
 鉄 背四出文
 鉄製の五銖は手持ちの銭譜では南朝梁の武帝普通4年(523年)に鋳造をはじめたというのしかありませんが、そこには文面が五銖で、背四出文の形式しかありません。ここに載せていいのかどうか分かりませんが、とりあえず梁の項目に載せさせて頂きます。


西魏
(535-556)

大統五銖

西魏の五銖と随の五銖は連続して作られたもので西魏大統五銖は3.7g、随の置様五銖は3g前後が典型的な重さだそうです。これは3.4gとちょうど真ん中でどちらか分かりません。(^_^;) 大統五銖と言って売っているのを買いましたので、ここに載せておきます。

北斉
(550−577)


常平五銖


北周
(557-581)


永通萬国

五行大布

布泉



(557-589)


太貨六銖

内郭五銖

取りあえず陳のところに並べておきますが、梁、北周、いったい何処????


亀茲
(5-7世紀頃)


亀茲五銖

亀茲小銅銭


六朝時期の何処か


平当五銖
 面の上に「平」の文字がある五銖です。六朝時期の五銖らしいのですが、鋳地も不明のものだそうですので、ここに載せさせて頂きます。


参考文献
  1. 山田勝芳:「貨幣の中国古代史」(朝日選書660、2000)

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