QVデジタルで紙芝居

私のQVデジタル活用法を紹介します。


airin
クラスの子どもたち

 初めまして。私は福島市に住む幼稚園教諭です。ダンナの購読している貴誌の募集案内を最近発見し、もう締め切りも迫っていましたが、がんばって応募してみようと思いました。
 私は結婚してもうすぐ一年になります。結婚前から気が付いてはいましたが、ウチのダンナの「新し物好き」には、この一年、ずいぶんと悩まされました。Mac、デジカメ、DV、水槽のセット、フィルムスキャナ、Zip、ISDNと、数えていったらキリがありません。本人は「仕事がら、新しいものは何でも知っておかないと・・・」と言っていますが(仕事はコンピュータの技術者。水槽は全然関係ないだろー!!)、家計をやりくりしている身としては、何とかしてほしいものです。
 CASIOのQV-10Aも、気が付いたら家にありました。私が発見して問いつめると、「お前の料理をこれで撮って、データベースを作ろう」なんて言っていましたが、いまだに実現していません。しばらくはいろいろと撮影して遊んでいましたが、その後、DV(Panasonic NV-DJ1)やフィルムスキャナ(EPSON FS-1200ART)がわが家に(知らないウチに)来て、QV-10Aは忘れられていきました。
 こんなことではイカン!と思った私は、このデジカメを幼稚園でなんとか活用できないものかと考え、遠足に持って行くことにしました。遠足には、プロのカメラマンも同行するので、私たちが撮影する必要はないのですが、これで撮影した写真は幼稚園に帰ってきてからも、子どもたちと一緒に見ることができ、また後日、思い出を話し合ったり、お絵描きの時の参考にもなるのです。これは子どもたちにも、他の先生にもかなり好評でした。

ふぐたすぐる氏作・絵「りんごがひとつ」(岩崎書店)より
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 そして他の先生ともっと日常で活用できないかと考えたのが、絵本の撮影でした。ふつう、子どもたちに絵本を読んであげる場合、どうしても読む側の先生の頭が邪魔になったり、また、よほど大きな絵本でないとクラスの子ども全員に絵を見せることができません。ところが、QV-10Aで絵本の絵を撮影して、大型のテレビに映してしまえば、全員が大きな絵を見ることができるので、とても便利です。見慣れた絵本も、それが画面に映っているだけで子どもたちも夢中になります。デジカメが1台しかないので、真剣に見入っている子どもたちの表情をお見せできなくて残念です。

現在作成中の紙芝居「ピーチちゃんものがたり」より
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 また、これを応用すれば、オリジナルの紙(?)芝居が簡単に作れることに気づきました。それまでは、かなり大きな画用紙に太いマジックで線を描き、ポスターカラーで色を塗っていたため、一枚の絵を描くのに何時間もかかっていましたが、 Macで320*240ドットの絵をマウスで描いて、QV-10Aに転送すれば、数時間で10枚程度の紙芝居が完成します。絵本を撮影してテレビに映すより色がはっきりと出るので、しばらくはこの方法を続けていましたが、最近、ダンナが私のQV活用法に感心し、紙芝居制作に協力してくれるようになりました。

原画を撮影 モノクロ2値に変換 修正・着色して完成
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 ダンナの初めてのアドバイスは、グラフィックソフトの「モノクロ2値変換機能」でした。小さなスケッチブックにサインペンで線を描き、それをQV-10Aで撮影してMacに取り込みます。そしてグラフィックソフトでモノクロ2値に変換すると、まるでマウスで描いたようにはっきりとした線になり、あとは再びカラーモードに変換して、これまでと同じように着色しQV-10Aに戻して完成します。マウスで線を描くのは結構テクニックがいりますが、この方法なら時間もかからず、さらにMacを持ってない他の先生方にも原画を描いてもらえるので、大きな画用紙に描いていた頃から比べると、はるかに短い時間で作り上げることができるようになりました。
 はじめは、「パソコンなんて、本当に家に必要なの?」と思っていましたが、こうして自分で使ってみると、便利でおもしろいものだとわかりました。難しいものだという思い込みもあり、さわるのも怖いくらいだったのですが、これからはできる範囲で少しづつおぼえていけそうです。このHTMLもダンナに教えてもらってなんとか作り上げました。私にとっては、ダンナの「新し物好き」が原因で何度も喧嘩していたのが、一緒に紙芝居を作れるようになったのがなにより嬉しいです。QV-10Aは幼稚園の子どもたちの教材となり、私のパソコン入門の入り口となり、大活躍しています。ダンナの新しい物を何でもすぐに欲しくなる気持ちが少しだけ、わかったような気がします。あくまでも「少しだけ」ですが・・・。